感動体験型!?
高校生が企業で仕事を体験するインターンシップ。体験を通じて自分の適性と仕事の関わりを考えるきっかけになる大切なチャンスです。企業の取組みをチェックするこのシリーズ、今回は第7回キャリア教育アワード(経済産業省)奨励賞を受賞した有限会社せれくとの「感動体験型ジュニアインターンシップ」をご紹介します。
「有限会社せれくと」ってどんな会社?
有限会社せれくとは自動車関連商品の開発・販売を主な事業とする大分県大分市の会社。車の洗車・コーティング剤の販売やカーコーティングを行う店舗などを運営しています。
超体験型インターンシップ
有限会社せれくとでは積極的に高校生のインターンシップを受入れ。2014年の3校13名から始まり、年々受入れ人数を増加させています。
2016年11月には、第7回キャリア教育アワード奨励賞を受賞しました。「社員総がかりで地元生徒のキャリア教育に協力しており、社会人基礎力を高めるために必要な汎用性のあるプログラム」と評価されています。
やりがい!達成感!
有限会社せれくとのサイトにはインターンシップを体験した高校生の感想が動画でアップされています。
サンプルのボトル詰め作業を体験した高校生。単純作業ではあっても、目標をもって挑戦したことで効率のアップを実感し「とても嬉しかった」と話しています。
スタッフにインターンシップの体験を一言で言うと?と聞かれた男子3名。「思っていたことが覆される」「成長できる場」「人生のターニングポイント」。家庭や学校だけでは学ぶことのできないことを感じとったのではないでしょうか。
「3日間が短い」「明日も仕事に来たい」と興奮気味に話す姿は、働くことの楽しさを感じた喜びにあふれていました。
予想外の効果
インターンシップが高校生にとって貴重な体験である一方で、受入れる企業・社員の側にもさまざまな効果があるそうです。
・学生に自分たちの会社や働き方を伝えることで、自らの想いや熱意を再確認できる。
・素直に取り組み、成長する学生を見ることで、社員にも新鮮な気持ちが湧く。
・仕事の内容を伝え、成果を出してもらおうという工夫が業務改善に直結する。
・全員で同じゴールに向かうイベントであるため、結束が強まる。
採用活動への影響も!
インターンシップの「地域、次世代の若者への貢献」というテーマは関わった学校の先生方にも伝わり「学校では教えられないことを教えてくれる」との評価につながりました。
インターンシップを通じて会社の文化を理解されたことで、知名度の高くない段階でも高校からの応募者を得ることができたとのことです。
高校生、企業、両方にいいこと!
地元の企業での就業体験は高校生・受入れ企業、お互いに大きなメリットがあります。有限会社せれくとはインターンシップの運営ノウハウの提供も行っているそうです。興味がある方はサイトをチェックしてみてください。