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お客さん扱いはNG! 目からウロコ、高校生インターンシップ受入れのコツ

2017/10/16  3,366 views

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メリットいろいろ!インターンシップ受入れ

キャリア教育の重要なプログラム、インターンシップ。仕事や将来像が現実味を帯びてくる高校生の職業体験は生徒にとってとても貴重な経験になります。

受入れる企業にとっても「会社のPR効果」「職場の活性化」「若者の意識リサーチ」などメリットがたくさん!ただ、実際に高校生を迎えるにあたってどのようにすればいいのか…そんな疑問を解決するインターンシップ受入れのポイントをご紹介します。

そもそもインターンシップって?

高校生と仕事、といえばアルバイトを想像する方も多いでしょう。決定的な違いはその目的。インターンシップは「将来のキャリアを築く上で役に立つ就業体験」を目指すものです。事業所側は、キャリア教育への援助・協力の一環として実施するものであり賃金を払う必要はありません。

厳しすぎても、優しすぎてもダメ

インターンシップの目的は高校生に社会との接点を与えることです。企業の働き手としての疑似体験をするわけですから、甘やかしは禁物。ただ彼らが未熟であることも理解し、大人としての寛容な心で接することが重要です。具体的な受入れ側の心構えとして、以下のような点がポイントになります。
・間違った場合はきちんと指導する。
・社会でのマナーや礼儀の大切さを伝える。
・生徒を「お客さん」扱いしない。
・先入観や偏見をもたない。
・生徒は緊張していることを理解する。

一般的な実施の流れ

実際のインターンシップの多くは、以下のような段取りで行われることが多いようです。学校と綿密な打ち合わせをすることが成功の秘訣。ぜひ、高校生が「行ってよかった!」と思うような体験を提供してください。
1.高校から受入れの打診
2.受入れ可能な場合、高校から正式な受入れ依頼
3.企業の受入れ承諾・日程調整
4.実施内容の打合せ
5.学校による生徒への事前指導
6.企業の受入れ準備
7.インターンシップ受入れ
8.実施後振返り、評価。学校による生徒への事後指導。

さあ本番!実施のポイント

・オリエンテーションを行いましょう。
代表者による挨拶や会社概要の説明、担当者の紹介、業務やスケジュールの説明、安全対策の確認など基本的な伝達事項を伝えます。「これから研修が始まる」と生徒の自覚を促す効果もあります。

・出社、退社時のミーティング
出社時には・当日の作業内容の確認・手順等の確認・生徒の健康チェックなど、退社時には・翌日の業務内容の確認と準備・1日の振返りなどを確認します。

大阪商工会議所の会員企業を対象にしたアンケートでは、37%が既に企業としてキャリア教育に取り組んでいるとのことです。そして28%が「現在取り組んでいないが、今後は取り組みたい」と回答。人材育成への協力、地元・地域への社会貢献としてインターンシップ受入れに意欲はあっても二の足を踏んでいる会社が多くありそうです。

高校生の職業体験の機会を増やし、次世代を応援するインターンシップ。取組みの広がりが期待されます。


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