あの朝の情報番組をつくる?!
フジテレビが実施している職業体験型教育プログラム「めざましテレビ番組制作体験」をご紹介します。私たちが見ている画面には出演者しか映っていませんが、実は多くの人が関わっているテレビ番組制作の現場。見学にとどまらず、実際に番組作りの過程を体験することで、仕事のやりがいやチームワーク、求められる能力について学ぶことができます。どのようなプログラムなのか、さっそく内容をチェックしてみましょう!
それぞれが主役
このプログラムの特色は、きめ細かな指導による本格的な番組制作体験。本物の機材や専用の美術セットも迫力があります。制作サブ、制作スタジオ、キャスター、ナレーター、技術サブ、技術スタジオの6チームにわかれ、テレビ局で実際に使われている役職名での役割を務めることに。10分の番組づくりの中に、必ずひとりひとりの生徒に「仕事」があるのです。
まずは事前学習から
体験当日をただの見学ではなく、働く当事者となって過ごすためには事前の予習が大切です。ツールは、フジテレビから送られてくる事前学習のDVDやテキスト。スタジオでの出演者、スタジオでのディレクターや撮影、サブでのディレクターや音声など番組制作の中でのさまざまな役割を確認し、やってみたい仕事を中心に分担します。
オリジナル台本作り!
次は構成作家役とプログラム・ディレクター役が中心となってクラスの個性を盛り込んだ台本作り。キャスター役の生徒を思い浮かべながら、時間枠に収まるようまとめていきます。
リハーサルもしっかり
身近なテーマを調べ、事前ロケをして制作するVTR、キャスター役に進行を伝える「カンペ」や、補足説明に使う「フリップ」など、番組づくりに必要なアイテムを事前学習キットのガイドにしたがって作成したら事前練習。テレビ局での本番を成功させるため、事前学習DVDを何度も観て、イメージをつかんでおきます。
いざ本番!!
当日はオリエンテーションの後、リハーサルをして撮影にのぞみます。サイトで見られる中高生たちは、役割の大きく書かれたビブスを身に付け、引き締まった面持ち。仕事をする緊迫感がにじみ出ています。
また、体験後の感想からは、緊張とやりとげた達成感で高揚した気分が伝わってきました。中高生にとって、家庭で見るテレビ番組を仕事の場として体験できたことは、大きな刺激になったのではないでしょうか。
いつもと違う生徒たち
先生方の感想を見ると、「いつもと違う姿」に強い印象を受けられたことがわかります。普段はおとなしい生徒の積極的な行動や、学校の中とは違う表情や真剣さに感激した、という声もありました。いずれは彼らも社会人となり、役割を果たすことになる仕事の現場。中高生の間に将来の仕事をイメージできる貴重な体験です。興味のある方はぜひサイトをチェックしてみてください。