群馬県太田市に本社をおく株式会社古川製作所は産業用ロボット生産システムのトップメーカーです。古川製作所で体験できるインターンシップとはどんなものなのでしょうか。さっそくサイトをチェックしてみました。
古川製作所ってどんな会社?
古川製作所の事業は「ものづくりのためのシステムづくり」。新しい技術を実際に使えるものにするために欠かせないロボットシステムの設計・開発をする会社です。設計から出荷までを一手に引き受ける一貫体制を確立した、数少ないロボットメーカーとして評価されています。
古川製作所は1940年の設立以来75年以上にわたり自動車産業に携わっってきました。この分野では卓越した実績と信頼をかさねており、国内のほぼすべての自動車メーカーで採用されています。中国やインド、東南アジアや南米にも製品を納入し、積極的に海外戦略を推進するグローバル企業でもあります。
歴史ある会社ですが、社員の平均年齢は34.6才。若い力のあふれるエネルギッシュな職場です。顧客の要望に合わせたシステムを一からつくるため、自動車の新規車種開発など、色々なプロジェクトの最初から関わるチャンスがあるのは魅力的ですね。
社員の声を拾ってみますと、
・型にはまらない自由な発想ができる。
・若くても、仕事で実績を上げるときちんと評価される。
・考えたものが形になる喜びがある。
・みんなの可能性が試せる会社。
などなど。若手社員がいきいきと活躍しているのがわかります。
古川製作所でのインターンシップ
2016年7月、3日間にわたり行われたインターンシップでは「ロボットシステム構成ユニット」の設計から製作まで、というテーマに沿ってさまざまな体験をしました。
1日目は、まずはどんな会社であるのかを理解するためのオリエンテーションからスタート。本社工場内を見学した後、いよいよCADを使った設計にチャレンジです。初めて使うシステムに戸惑いつつも、高校生たちは積極的に質問をしながら一生懸命に取り組みました。
2日目は、新田工場と第2工場を見学。新田工場で前日に設計した部品の製作を行いました。自分で設計した部品を工作機械を使って自作する、というのは、なかなかできない体験です。さて、うまくできたのでしょうか?
3日目、部品作りを前日無事終えた高校生たちはロボットシステム構成ユニットを見事に完成させました。ロボットトップメーカーの本物の機材を使用してのユニット作りはとても貴重な経験ですね。
会社見学も実施
インターンシップ受入れとは別に、古川製作所では高校生の採用活動の一環としての会社見学も行っています。工場見学はもちろん、設計室での各種ソフトの説明やモノづくりの流れ、実際にロボットを動かしての説明も行われました。
古川製作所では採用活動の柱の1つと位置づけ積極的に高校生採用を実施しています。興味を持った方は学校の進路指導担当の先生に相談してみてください。