自分とお仕事の相性を発見するチャンスになるインターンシップ。地元の会社の仕事や職場の雰囲気を直に経験できるのも魅力です。今回は高校生インターンシップを毎年継続して受け入れているアジアクリエイト株式会社の事業内容とインターンシップについてチェックしてみました。
愛知県豊川市に本社をおくアジアクリエイト株式会社は産業用自動機械の設計・製作・エンジニアリングを中心とした企業です。ヒット商品の「安全体感装置」はとてもユニーク。労働災害を減らすために、製造の現場で起こる危険を疑似体験できるよう開発された装置です。さて、どんなものなのでしょうか?
「安全体感装置」って?
簡単にいえば、さまざまな工場の現場で使う機械で起こり得る事故を「安全に」経験できる装置なのです。サイトにはずらりと製作事例がならんでおり、それぞれにどんな機能があるのか興味をひかれます。「回転体巻き込まれ」「手動式ローラー挟まれ」「滑り・転倒」「溶剤爆発」「感電・過電流・トラッキング」「残圧衝撃」。装置の名前を見ただけでも、製造現場にある危険性が想像できますね。
安全体感装置は危険性の認識をリアルに再現し、安全意識の向上と安全対策の措置・指導に役立つ製品です。いろいろな生産現場に合わせた装置を相談しながら作る社員の方はやりがいを感じていらっしゃるのではないでしょうか。アジアクリエイトは安心して働けるものづくりの現場環境づくりに貢献しています。
アジアクリエイトのインターンシップ
アジアクリエイトでは3日間のインターンシップが行われ、5名の地元高校生を受け入れました。そのうち2名は2次元・3次元CADを使用した設計を体験。最初は戸惑ったようですが、慣れてきた後半はスムーズに操作できるようになったようです。
3名はグループ企業のアジアハイテックスで製造現場での実習。梱包時に使うエアー緩衝材(通信販売の段ボールのすきまに詰まっているものです)を作る機械の品質チェック業務を体験しました。お昼には高校の卒業生でもある先輩社員との昼食会。職場の様子や仕事の内容など、貴重なお話を伺えたのではないでしょうか。
アジアクリエイトではインターンシップ受入れの他に中学や高校へ出張しての「職業講話」や安全体感装置を用いた安全教育授業など中高生への積極的な働きかけをしています。職業講話の内容は多岐にわたります。
・働くとは何か
・仕事の実態
・コミュニケーションの大切さ
・フリーター・ニートに関すること
・企業が求める人材像
・営業の仕事
・採用の仕事
若者に何かを伝えたい、感じてほしいと活動している社会人に接することは、自分自身の未来の姿を想像するきっかけになるのではないでしょうか。インターンシップは高校生にとって親でも先生でもない職業人と関わるチャンスです。ぜひチャレンジしていい経験にしてください。