6月から高卒採用のハローワーク求人票提出が始まっており、7月には高校への送付や学校訪問が解禁になります。高校生を採用したいとお考えの企業のご担当者の皆さん、準備は進んでいらっしゃいますか?
求人票は、高校生と企業の最初の出会いのツールであり、第一印象を与える大切な書類になります。そこで、今回は、高校生にいい印象を与え、応募者が増える求人票の書き方のコツをお伝えします。
「青少年雇用情報欄」がカギ!!
2019年3月1日より、求人票に追加された「青少年雇用情報欄」。この欄をしっかり記入することが、応募者増加のカギを握っています。
高校生が求人票の項目で重視するポイントの上位には「給与」とともに「離職率」「仕事内容」「福利厚生」があがってきます。
青少年雇用情報欄に記載される「過去3年間の離職者数や平均勤続年数」、「有給休暇取得の実績」などの数値は、求人票を見る高校生が注目する、とても重要で興味のもたれる情報です。
職場情報の提供はメリットがたくさん!!
青少年雇用情報欄をしっかりと記入しておくことで得られるメリットは3つあります。
高校生の応募意欲をかきたてる
充実した情報提供ができれば、高校生は自分がその会社で働くイメージを具体的に持つことができます。応募意欲が高まり、応募者の増加が期待できます。
ミスマッチの防止
高卒採用で大きな悩みのひとつである「入社後のミスマッチ」。青少年雇用情報欄をしっかり記入しておけば、あらかじめ職場情報を理解したうえで入社できるので、入社後のミスマッチによる早期離職を防げます。定着率向上にもつながるでしょう。
企業イメージの向上
企業の情報をきちんと提示することで、高校生にとって「透明性が高い会社」という評価が得られます。企業情報の「見える化」で、企業のイメージもUPするでしょう。
分かりやすく!が鉄則
求人票を書くうえで、忘れてはならないのが、「分かりやすく書く!」ということ。せっかく仕事内容の欄に詳しい情報を載せても、業界の専門用語を使ってしまっては、高校生には伝わらず、むしろ敬遠されてしまいます。先生や高校生が仕事内容をイメージしやすいように、求人票の説明を高校生目線の文章にしてみましょう。
求人票は持参がおすすめ!
高卒採用が大人気の昨今、7月の求人票解禁日には、生徒数を大きく上回る数の求人票が学校に届きます。郵送で送るよりも求人票を学校に持参すると、より自社を印象付けることができます。また、その高校の求人状況を知ることもできるでしょう。
いかがだったでしょうか?
高校生が目を通す求人票は、有望な人材を確保するためにとても大切なツールになります。たくさんの求人票の中から興味をひく求人票になるよう、「高校生目線」を意識した内容になるよう工夫してみてください。