「地元の高校生を採用したいけれど、なかなか応募がない」…そんなお悩みを持つ中小企業の採用・人事ご担当の皆さん、高校生のインターンシップ受入れを実施していますか?インターンシップは高校生へのキャリア教育の一環として行われる職場体験。採用活動とは位置づけが異なるものではありますが、コンスタントに高校生の職場体験を受け入れることにはさまざまなメリットがあります。大きなポイント3つをご紹介しましょう!
学校との信頼関係づくりのきっかけになる!
高校では授業の一環としてインターンシップを行います。生徒を安心して預けることのできる受け入れ先の確保は、先生方の悩みの種。高校生の職業体験を、すすんで受け入れてくれる事業所は「好印象」間違いなしです。学校によって異なりますが、高校側の窓口が進路指導で就職を担当されている先生であることも多いようです。7/1の求人票公開が始まってからただ求人票を持参するよりも、はるかに事業所を知っていただくことができるのではないでしょうか。
高校生とのコミュニケーションチャンスになる!
インターンシップはキャリア教育の一環ですので、選考や採用につながるような行動やアプローチは禁止されています。ルールに反すると採用に支障が出る場合があるので気を付けましょう。高校生が実際の仕事を体験し、職業観や自分の適性について考えるチャンスを提供するインターンシップ。目的に沿ったプログラムを提供するのは大前提ですが、企業側にとってもさまざまなメリットがあります。
高校生から見て職場がどう見えるのか、魅力的に感じられる部分は何なのか…彼らの興味や感受性について知ることは実際の採用活動や入社後の定着のために欠かせないことです。高校生の採用は統一フォームの調査書とほぼ1回の採用面接で決定しなければなりません。「イマドキ」の高校生の生の声を聞く貴重なチャンスになるでしょう。
カジュアルな情報発信のネタになる!
企業のWEBサイトは一度作ってしまうとなかなか更新しづらいものです。リアルタイムでカジュアルな情報発信ツールとして、企業ブログなどを活用されている会社も多いのではないでしょうか。人事や総務、広報のご担当者が社内のできごとなどをアップするブログコンテンツとして、インターンシップの実施は最適。高校生の職業教育を支援する社会貢献でもあり、事業所の業務についてライトに説明するきっかけにもなります。
高校生インターンシップへの協力は、「地元の企業としてキャリア教育に貢献」し、「高校生の理解」につながり、「自社のアピール」の材料にもなる事業所にとってとてもメリットのある取り組みです。地域の商工会議所などが学校とのパイプ役になっている場合などもありますので、ぜひ積極的に受け入れてみてください。