高校卒業後の進路選択は、真剣になればなるほど悩むことも多いでしょう。進学をせず「高卒で就職する」と決めたものの、「大卒者と比べると、高卒は就職に不利なのでは?」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし人手不足の今、高卒就職をする高校生は注目の的!今回は、高卒で就職するメリットを5つご紹介したいと思います。
メリット①大卒新入社員と比べたら、同い年でも1人前!社会経験が豊富になる
社会に出て働き、人間関係を築きながら仕事で成果を出し、上司に認められて昇格するという経験は、学生の間には経験できない貴重なものです。仕事で手に入れたスキルや人付き合いは、一生モノの財産になります。
同い年の大卒生が入社する頃には、高卒で就職した人達は社会人5年目。職種によっては経験豊富なベテラン社員になっているかもしれません。社会人としての経験を4年も積み重ねてきた差は、仕事をする上で、とても大きなメリットになります。
メリット②高卒就職生は企業に大人気
「高卒よりも大卒の方が良い就職先があるかも」と思っていませんか?確かに、大卒だけを採用している企業もありますが、大卒だからと言って無条件で良い就職ができるとは限りません。
ここ数年、高卒の採用市場は空前の売り手ブーム!高校生に有利なのです。就職内定率も大卒生が97.6%に対して、高卒生は98.1%。高校生を積極的に採用したい企業が増えています。
若さは武器です。やる気や体力があり、素直に教えられたことを吸収しようという姿勢は、将来性のある人材を採用したい企業にとって、とても魅力的な要素です。大卒新卒生は超有名大学からしか採用しない大企業の、高卒新卒の正社員枠などはねらい目!
やりたい仕事に就くチャンスは、高卒生の方が多いかもしれません。
メリット③会社がしっかり育ててくれる
大卒は、「即戦力」として採用されることが多いのが現状です。しかし、高卒採用の場合は、「しっかり育てよう」と考えている会社が多く、若手を育成する体制が整っています。「できなくて当たり前」というスタンスで受け入れてもらえるで、働きながらスキルアップすることができます。
メリット④10代からお金を稼げる
「大卒のお給料の方が高いのでは?」と思う高校生もいるでしょう。確かに、初任給は高卒よりも大卒の方が高いのが一般的です。
しかし、大学生が学費を払いながら4年間大学に通っている間、社会人として、毎月安定した給料を得ることができます。働いた成果が評価されれば、給与やボーナスに反映されます。頑張って働けば、かなりの額を稼げる計算になります。同級生の大卒生の初任給と比べた時、高卒生の方がお給料が高い可能性もあります。
早い段階でお金の大切さを学べることも、高卒ならではの特権です。自分でお金を管理することで、若いうちから自立した生活を送れます。自分で自由に使えるお金が増えるので、趣味や旅行、将来に備えての貯蓄など、プライベートも充実するでしょう。
メリット⑤大卒よりも出世が早い可能性もある
大卒で入社した新入社員に対して、高卒で入社した場合、すでに入社5年目になっています。中堅社員として、会社の戦力の中核を担って働いている可能性が高い年次です。学歴不問の会社であれば、きちんと成果を評価してくれるので、同い年の大卒社員より、早く出世ができる可能性が高いです。
いかがでしたか?
高卒で就職するメリットはたくさんあります。噂や印象によるデメリットばかり気にせず、自信を持って自分が納得できる就職先を見つけましょう。