高校卒業後の進路選択は、高校生にとって大きな決断になります。就職か進学か悩んでいる人もいるでしょう。中には、さまざまな理由で進学をあきらめ、就職することを選択しようとしている人もいるかもしれません。
そんな高校生に朗報!働きながら大学や専門学校に通える「自力進学」という選択肢があります。今回は、第三の選択肢、「自力進学」についてご紹介したいと思います。
自力進学ってなに?!
「自力進学」は、「ワークスタディ」とも呼ばれ、ローンや奨学金などに頼らず、働きながら学費を支払う制度です。
学生自ら学費を支払うため、昼間は社員として働き、夜間に大学や専門学校で勉強します。学校側も、学生の負担を減らすために、さまざまなフォローを行ってくれます。
景気の悪化や家庭の事情により、経済的に進学が厳しい場合を想定した制度ですが、「親に学費を負担させたくない」と考える自立した学生も多く利用しています。
どういう人に向いている制度?
次のうちいずれかに当てはまる人は、「自力進学」の道も視野に入れてみてください!
☆親に負担をかけず、働きながら学んでみたい
☆仕事に役立つ専門技術や資格取得に興味がある
☆大学や専門学校へ進学したいが学費の支払いが厳しい
☆就職希望だが、内定がとれていない
自力進学の種類は3つ
自力進学には3つの種類があります。
行政連携型
「デュアルシステム」とも呼ばれ、文部科学省と厚生労働省がおこなっている職業訓練システムです。働くことが授業のカリキュラムの一部として組み込まれているので、お給料をもらいながら、専門的なスキルや実践力が身につきます。行政の管轄下にあるので、学ぶ環境がきちんと確保されています。
勤務先提携型
サービス系の専門学校に多いケースです。例えば、昼は系列のホテルで働き、勤務終了後から学校に通うパターンです。この場合、専門学校と勤務先は同じ経営になるので、連絡体制が整っており、学びやすく働きやすい環境です。
就職先決型
資格取得を目的に、働きながら学ぶスタイルです。例えば、調理師免許を取得するために、飲食業に調理人として就職し、専門学校に通って資格取得を目指すケースです。理容・美容業界にも多いスタイルです。
「高卒求人票」からの就職&公務員試験合格を目指せる学校も!
東京商科・法科学院専門学校では、「学生社員」として働きながら学べる学科が4つあります。公務員試験合格を目指せる学科も。
昼間の仕事は、ハローワークを通した「高卒求人」から選ぶことができ、社会保険にも加入できるので、安心して就職進学ができるとのこと。
また、希望者は学生寮が利用でき、遠方からの入学希望者や親元から離れて自立した生活を送りたい学生にも安心の環境が整っています。
オープンキャンパスや説明会も開催されているので、興味がある人は、HPなどで日程を調べて参加してみてください!
夢を叶える道はある!!
家庭の事情などで、憧れの仕事に就く夢を諦めなければいけないと思い込んでいる高校生の皆さん。ご紹介した働きながら学べる「自力進学」など、いろいろな制度を利用することで自分の目指す道が開けてくることがあります。
資格がないと就けない仕事だから…と夢をあきらめず、多方面にアンテナを張って、情報を集め夢を叶える方法を探してみてください。今回ご紹介した「自力進学」も、夢を叶える選択肢のひとつになればと思います。