最終更新日:2020.1.26
高卒で就職を考えている高校生に向け、積極的に情報を発信している会社のサイトをご紹介するシリーズ。今回は、リニューアルされてパワーアップした三島光産株式会社の採用サイトに着目してみました。
三島光産株式会社ってどんな会社?
三島光産は本社を北九州に置き、自動車・鋼鉄・化学などさまざまな分野の設計や製造を担う、ものづくりの会社です。2016年には創業100周年を迎えました。主な取引先には、新日鐡住金や旭硝子、日産やトヨタなどがあります。連続鋳造モールドと半導体搬送トレイは国シェア1位を誇り、赤字になったのは、リーマンショック時の1回だけという、とても堅実な経営をしている会社です。。
高校生の心をつかむ仕掛けがたくさん詰まった高校生採用サイト
「三島光産のホームページには、とても充実した高校生採用情報サイトがあるよ!」と以前にもお伝えさせていただきましたが、さらに「高校生の疑問や不安を少しでも解消したい!」と、2019年末に高卒採用サイトをリニューアル!
「伝わりやすさ」や「分かりやすさ」を大切にしたサイトには、就職を考える高校生に興味を持ってもらうための仕掛けがたくさんあります。
一番の目玉は、三島光産を紹介した「漫画」です。三島光産の事業内容や制度などを分かりやすく理解してもらうために、漫画を導入。「読む」より「見る」ことで、伝えたいことがより深く伝わる効果を狙ったそうですよ。
漫画を読みながら、知りたい情報が詳しく載っているページに簡単に移動することができる仕組みになっています。「知りたい!」と思ったことが、すぐに確認できるので、理解しやすいのではないでしょうか。
ドキュメント「ものづくり・陰の立役者」!!
また、プロジェクト〇〇級に面白い動画も載っています。
約10分間の短い動画ですが、その中に三島光産の魅力がいっぱい詰まっていて、思わず引き込まれてしまう内容です。
例えば……
・高卒入社2年目の若手社員のエピソード
工業高校出身の彼は、入社2年目にして2億円もする機械を操っています。「学校で手動の機械を触ったことはあったが、工場のは全て自動です。機械が好きな人にはたまらないんじゃないですかね!」と満面の笑顔で語ってくれています。今まで扱った事のない最新機械を使える環境で、働く魅力を毎日感じているそうです。
しかし、入社直後は未成年で入社したこともあって、先輩と上手くやっていけるか不安もあったそうです。今はふた周りも上の人と一緒に働いているそうですが、みんな優しく、雑談も気軽にできるので、とても仕事がやりやすい環境とのこと。
笑顔で話す若手社員からは、働きやすい環境で、やりがいのある仕事ができているのが、とてもよく伝わってきます。
・部長のエピソード
いきなり、お偉いさんの話?!と思った人もいるかもしれませんが、動画に出てくる部長さん、実は、高卒入社から執行役員にまで出世された方なのです。みなさんと同じ高卒就職だと分かれば、親近感が湧くのではないでしょうか。
「高卒就職者には、勉強が苦手で早く働きたい子や、いろいろ事情がある子が多いと思うが、就職してからでも、大卒と同じレベルまでいけるのは、我々高卒からしたら夢ですよね。いい仕組みだなぁと思いますよ!」と力強く語ってくれています。
「夢」が夢だけでは終わらないんだ、実現できるんだ、と思うと、なんだかワクワクしてきませんか?
・高卒入社9年目の先輩のインタビュー
「全員にチャンスがある社風です!」と話してくれているのは、エンジニアリング部門で働く先輩。
エンジニアリング部門では、設計図からパーツを組立て、電気配線までする仕事だそうで、「大きなプラモデルを作っているようなもの」なんだそうです。「最後にしっかり動いてくれるのを見ると、達成感を味わえます。この仕事の醍醐味ですね」と楽しそうに話してくれています。
先輩は、この4月にリーダーに昇格したそう。学歴に関係なくキャリアアップできる社風が若い社員にもしっかり根付いているのが伺えます。自分の頑張りをきちんと評価してくれる会社で働けるのは、仕事へのモチベーションUPに繋がりますね。
この他にも、寮で生活する先輩やメニューにいろいろな工夫をしているという食堂の方のインタビューも。最後には、若い社長の熱いメッセージもあります。時間があっという間にすぎるぐらい面白い内容ですので、ぜひみなさんチェックしてみてください!
どんな仕事があるの?
では、実際どんな仕事があるのか、少し詳しく説明したいと思います。
三島光産の主な仕事は3つ。
1.工程請負
世界最大のガラスメーカー旭硝子(AGC)や世界有数の鉄鋼メーカー新日鐵住金の工場の一部を請け負っています。自動車や家電製品など、私たちの生活に密着した商品に使われているそうです。鉄の塊を薄く伸ばすロールの交換や鉄を切ったり磨いたりする作業を担当する先輩は、「知っている自動車メーカーの名前が刻まれているのを見ると、自分がやっている仕事が実を結んでいるんだなぁと嬉しくなる」と動画の中で語ってくれています。
2.自社製品の製造
自社製品の「連続鋳造モールド」(溶けた鉄を連続的に固める特殊な金型)は国内シェア75パーセントという圧倒的NO1を誇ります。他にも、スマートフォンに使われるICトレイなど、身近な製品も作っているそう。みなさんの使っている携帯電話の中に、三島光産で作られた製品が入っているかもしれませんね。
3.エンジニアリング部門
大手自動車メーカーや家電メーカーの製造ラインの、設計から製造・据え付けまでの工場の自動化を支援します。
サイトには、図や写真を使って、とても詳しく丁寧に仕事の流れが説明されています。例えば、自動車製造のエンジニアリング。顧客の要望を3D化し、3Dチャートで検証、ロボットを使ったシミュレーションを行ったあと、現地で実際に作った製造ラインを据え付けする、という一連の流れが、ゲームの画面をみているような感覚で頭に入ってきます。
仕事の内容を、高校生に少しでも分かりやすく説明したい!という会社の気持ちが伝わってくるサイトだなと思いました。
「人づくり」充実した研修制度
会社の熱意は、充実した研修制度にも表れています。入社後の研修スケジュールが図で分かりやすく説明されているので、とても見やすいです。研修内容も、入社後すぐに受ける「新入社員研修」、配属先にあったスキルを習得する「オプション教育」、先輩社員が仕事だけでなくプライベートでも相談に乗ってくれる「ブラザー制度」など、盛りだくさんです。
入社後に必要な免許や資格は、全て会社負担で取得することができるそうです。階層別の研修や、通信講座などもあるので、知識やスキルに関しての不安は持たずに、入社できるのではないでしょうか。
工場見学も!
サイトには、工場見学の詳しい内容も載っています。見学の場所・所要時間、どんな事が学べるのかを表で紹介しています。「百聞は一見にしかず!」ということわざがあるように、どんな会社なのか足を運んで、自分の目で見ると、文字で知るのとはまた違った収穫があるかもしれません。
保護者への気遣い
三島光産の高卒採用サイトには、「安全・安心・快適」を掲げて、寮での生活やイベントの紹介とともに、保護者の方へのフォロー体制も。高校生から社会に出る不安は、保護者の方にとっても、大きいものです。
三島光産では、工場見学や宿泊研修の発表会の見学などを行う、保護者見学会を実施しているそう。2019年は30組36人の保護者の方が参加されたようです。また、入社1年間は「保護者通信」を通して、毎月近況を報告してくれるとのこと。
入社した社員だけでなく、その家族のことまで心を配れる会社でなら、安心して仕事ができるような気がしますね。
いかがでしたか?
三島光産の高卒採用サイトは、本当に充実していて、ここではとても書ききれないほどです。「一方的な情報発信にならないようにしたい」と、高校生や保護者に向けてQ&Aのコーナーも充実。「高校生を採用したい!」という会社の気持ちが、バシバシと伝わってくるサイトになっています。
興味を持ったかたは、是非サイトを覗いてみてください。漫画や動画だけでも、一見の価値があると思います!