「履歴書」は高卒就職の重要ツール!
高卒新卒生を採用したい企業が、最初に応募者の高校生と接するのが「履歴書」です。「どんな高校生が応募してくれたのだろう」と期待しつつ、届いた応募書類封筒を開くのではないでしょうか。
就職活動をする高校生にとって「履歴書」は志望企業への第一印象を作る重要なアイテムです。様式は基本的に全国共通。4種類の項目名と記入欄が設けられています。項目ごとに記入のコツや注意点をみてみましょう。
全国高等学校統一用紙
左半分は氏名や住所、学歴などの基本事項。特に難しいことはないので、学校での指導通り丁寧に記入すればOKです。そして右半分が勝負所!相手が知りたいことを想像し、しっかりと記入しましょう。
資格等
英検、漢検、簿記、情報処理など。取得した資格の正式な名称を、取得年月の順に記入しましょう。
趣味・特技
あまり大きな欄ではないのですが「あなたらしさ」を感じてもらえる項目です。面接で「特技のこれは、どういうことなの?」などと話しがふくらむかもしれません。
パッと思いつくことのある人は、もちろんそれを!「特に思い浮かばないな…」と思う人は周りの人に聞いてみるといいですよ。自分では当たり前だと思っていて気づかないようなことを、家族や友人から「これが得意だよね」と指摘してもらえるのではないでしょうか。
校内外の諸活動
部活動、生徒会、ボランティア、アルバイトなどについて記入します。(学校が用意する調査書にも、特別活動の記録という欄があるので、矛盾しないよう先生に確認しておきましょう。)
一生懸命活動したことはどんなものでもアピールになります。部活動についてなどは、面接で質問されることも多いようです。高校生活の中で充実していたこと、そこから学んだことを語れると良いですね。
志望の動機
スペースの半分を占める大切なパートです。外せないポイントは3つ。
「どんな仕事をしたいのか」
自分をよく見つめ、応募する職種や仕事との関係を言葉にしましょう。「人と話すことが好きだから接客の仕事をしたい」「ものづくりに興味があるので製造の仕事をしたい」など前向きな理由で選んだことがわかるよう書きます。
「何故その会社に入りたいのか」
「お給料が高い」「家から近い」…それも大切な理由ですが、志望動機に書く理由としては今一つです。
「その会社の魅力をどれだけ理解しているか」が大切!企業の目指している姿や働いている人などのことをきちんと調べ、採用担当者に「きちんと理解しているな」、と感じてもらえるようにしましょう。
「自分の未来をどんな風にしたいのか」
高校生の採用には、企業側の「成長への期待」があります。未来をイメージし、そこに向かって進んでいこうと決意ができている高校生には、大いに可能性を感じますよね。
企業は一緒に働きたい、成長を応援しよう、と感じられる高校生を採用したいと思っています。特別字がきれいでなくても、丁寧に書いたことはきちんと伝わります。照れずに、素直に、真剣に。想いを込めて履歴書を書きましょう!