就職活動をしている高校生の皆さん、学校へ来ている求人票の中に興味を感じる会社は見つかりましたか?7月初めころから学校に続々と求人票が到着していると思います。今、高校生の新卒生は大人気!元気な若手社員を採用したい、と企業から熱い視線が注がれています。
自分が入社したい会社を選ぼう!
昨年は就職したい高校生の人数に対して2倍以上の求人がありました。そうはいっても、高校生が採用活動解禁時に実際に応募できるのは「1社だけ」。あなたは何を基準に応募企業を選びますか?
まずはチェックするポイントを決めて、たくさんの求人票を見比べるところからスタートする人が多いことでしょう。先生や保護者のアドバイスを受けながら、何社かをピックアップしますよね。さて、では最終的に応募する企業、つまり採用試験に合格すれば高校就職後、来年の4月から毎日仕事をする会社をどうやって決めればいいのでしょうか。
上手に選ぶためには「知る」「感じる」ことが大事
7月の下旬から8月の上旬にかけて、多くの企業で応募前の職場見学会、会社見学会を実施します。応募してみようか、と興味を持った企業の職場見学会には必ず参加しましょう。求人票を見ているだけではわからないことがたくさんあります。
高校生の場合「9月に応募する企業=4月に入社する会社」になる人が6割以上。ポイントを押さえ、自分が働く場所として想像しながら職場見学・会社見学をするようにしましょう。
職場見学・会社見学の注目ポイント
では実際に企業を訪問したら、どんなところに注目すればいいのでしょうか。
・職場の雰囲気
働く場はピカピカのオフィスばかりではありません。仕事に応じてさまざまな職場環境があります。まずはどんな場なのか、自分の目で確かめてください。就職してから一番問題になるといわれているのが「ミスマッチ」。「思っていたのとあまりに違う」と仕事自体を続けられないケースもあります。
・働いている人
働いている方々の雰囲気はどうでしょう。就職すれば毎日一緒に働く同僚になる人たちです。真剣に、生き生きと、あるいは楽しそうに働いている先輩方に「一緒に働きたい、仲間になりたい」と感じられたら有力な志望先候補になりそうですね。
・仕事の内容
会社の業務全体とともに、入社後実際にどんな仕事をするのか、についても説明があるはずです。「自分がやるとしたら」という気持ちでしっかりと説明を聞き、疑問点があればぜひ質問してみてください。真剣な質問は企業の担当者からも歓迎されますよ。
自分にピッタリの職場を見つける
求人票を見比べていると数値で見る「条件のよい」会社だけに目がいきがちですが、ぜひ実際の職場を確かめに行ってください。見学をすることで、良くも悪くも会社のことがわかります。
高校生の会社選びは短い期間で決定しなければならず、企業を知るチャンスも限定的です。積極的に職場見学・会社見学をして自分に合った会社選びをしてください。