奨学金申込み完全ガイドの第5回は、コカコーラの奨学金制度について解説していきたいと思います。これを読めば、コカコーラの奨学金制度に関する応募資格や手続きの方法などがわかります。
コカコーラの奨学生の募集について
コカコーラでは、人材を育成することを目標として、経済上の理由によって大学に進学できない事情のある人を対象とし、大学在学期間の奨学金を支給する制度を行っています。この奨学金に関しては返済の義務はなく、将来の就職についても何かしらの義務はありません。
応募資格について
学校教育法による日本国内の高等学校に在学しており、平成28年3月卒業見込みの人。人物・学力の両方を評価し、向上心がある人であれば、経済的な理由によって大学の進学が難しかったとしても国籍に関係なく応募することができます。
応募方法について
コカコーラの奨学金制度に応募する場合は、奨学生願書および奨学生推薦調書を、本人の住所が属する該当の財団支部に送付しなければなりません。ますは、これらの書類を学校長あてに提出し、承認を得るのがスタートです。
願書・調書以外に必要なのは、成績と所得に関する証明書です。成績証明書は、1年次から直近までを添付する必要があります。さらには、家族の所得を証明する書類を用意してください。原則として正本が必要。本人の写真を添付しましょう。
選考方法について
第1選考では、奨学生志望者から提出された応募書類について、選考委員会で書類選考を行います。書類選考で合格した人に関しては、各支部で選考委員による面接を行います。都道府県ごとに奨学生予定者を選定し、内定した人と推薦した高等学校長に通知を行います。
奨学生予定者が大学に入学した際は、直ちに入学したことを証明する書類を該当支部に提出する必要があります。合格通知書または入学金振り込み伝票などをコピーして提出することになります。
採用決定に関して
入学したことを証する書類を該当の支部に提出すると、書類確認のうえで不備がなければ決定となります。奨学生になると、大学における正規の最短修業年限ついて月1万5000円が支給されます。
奨学生願書には、将来の夢などを記載する欄があります。コカコーラ財団の奨学金の趣旨は、がんばって勉強してきたものの、経済的な事情があって大学に通えず、将来の選択肢が狭くなってしまう高校生に対して、奨学金という形でサポートするというものです。
大学進学を考えている人だけでなく、高卒で就職したうえで働きながら学びたい人にも門戸は開かれています。活用したい人は、自分の将来について考え、夢や目標を具体的にアピールできるように準備しましょう。コカコーラ教育・環境財団のサイトはこちらからどうぞ。