就職を希望する高校生の保護者のみなさま、厚生労働省が実施しているジョブサポーターという仕組みをご存知でしょうか。学校の進路指導と共に、就職に関する支援と情報を提供してくれる心強いサポートです。詳しくご紹介しましょう。
ジョブサポーターとは
全国の「新卒応援ハローワーク」や「ハローワーク」を拠点に、大学や高校などの新卒者・既卒者に対するさまざまな就職支援を専門に行っています。ジョブサポーターとなっているのは、大学などでの就職支援や人事労務管理の経験のある人や、キャリアカウンセラーの資格を持つ人など、就職活動に関する知識や経験が豊富なスペシャリストたちです。
ジョブサポーターによる主な支援
ひとりひとりに専任のジョブサポーターがつき、就職活動に関するさまざまな相談や悩みを聞いたり、エントリーシートや履歴書の書き方、面接の受け方、就職活動の仕方についてのアドバイスなど、就職が決まるまでに必要なプロセスについてマンツーマンでサポートしてくれます。
希望に沿った求人情報の提供や応募先の選定など、就職先とのマッチングを全面的に支援することで、平成24年度には19万人以上の就職が決まりました。
ジョブサポーターの支援を受けられるのは、高校在学中、および高校を卒業しておおむね3年以内の方です。ジョブサポーターによる支援は無料。サポートを受けるためには、ハローワークで求職登録を行うことが必要です。お近くのハローワークに「新卒応援ハローワーク」がある方は、そちらに相談してみてください。
新卒応援ハローワークとは?
ハローワークは仕事を辞めた人が行くところだと思っていませんか?全国に60数か所設置されている「新卒応援ハローワーク」。学生や卒業後未就職の方の就職支援を専門に実施しているハローワークです。地元企業の求人はもちろん、全国の求人も探すことが可能。窓口で登録をすれば、求人検索用のパソコンや書籍を自由に利用することができます。実際の就職活動についても随時相談でき、求人の紹介が受けられますのでぜひ活用してください。
学校を卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いで採用する企業の支援を行うなど、就職活動を継続中の方々とのマッチングに力を注いでいます。また、就職面接会や就職活動に役立つセミナーなどのイベントを通年開催していて、これらの参加もすべて無料。悩みを抱えた人には臨床心理士による心理的サポートも行っています。高校を卒業後、学校の進路指導が利用できない場合でもサポートしてくれるのは心強いですね。