「インターンシップ」というと大学生がやるものでは?と感じる人が多いかもしれません。実は高校生にとっても意外に身近なものなんです!最近では高校生を対象としたインターンシップを実施している企業や団体が、たくさんあります。今年の夏休み、高校生向けのインターンシップで新しい発見をしてみませんか?
インターンシップってどんなもの?
インターンシップとは、一定の期間、学生が職場で働く体験を行う制度です。高校生の場合は3~5日間で行われ、多くの企業が夏休み期間に実施しています。
インターンシップの目的は、「社会人としてのマナーを学ぶ」「職業観の育成」「積極的な進路選択を可能にする」などです。実際の仕事を経験することで、将来のイメージを明確に意識するきっかけになります。
三重チャレが熱い!
「三重チャレ」とは、三重県が高校生向けに募集しているNPOによる公募型インターンシップ制度。小学生から大学生の誰もが自由に参加できる、広域公募型のキャリア教育体験事業です。
高校生対象の「インターンシッププログラム」では、NPO法人a torio(アトリオ)に高校生が直接申し込むことで、自分の行きたい事業所でインターンシップを体験することができます。私立・公立高校を問わず、インターンシップを実施していない高校の生徒でも自由に参加可能です。事前の研修もあり、目標設定や企業の研究、ビジネスマナーが学べます。2018年度は、8月20日から24日の4日間で実施されました。
インターンシップに参加後は、体験を通して学んだこと、感じたことを発表する「三重チャレ発表会」もあります。一緒にインターンシップに参加した学生と成果を共有できるだけでなく、受入れ先の企業担当者や、三重チャレのサポーターさん達との意見交換もできる、貴重な機会になります。
参加者の声から見えてくる、確かな成長!
運営側に登録し、インターンシップを支えているサポーターからは「インターンシップに行く前と後では、高校生の顔つきが全然違った。はきはきと喋るようになった姿に驚いた。」と変化に驚く感想があがっています。数日間の実際の職場体験で得られる経験は、高校生にとって大きな自信になるのではないでしょうか。
また、高校生の側からは「地域を見直すいい機会になった」「たくさんの社会人と接することで、ビジネスマナーが身についた」などの声も。たった数日間の仕事体験ですが、得るものは大きいようです。
例えば社会人から直接、業界や仕事の詳しい話を聞けるので、将来の自分の働く様子を具体的に想像することができるようになります。また、インターンシップの経験は、自己PRや志望動機の理由にもなるでしょう。
高校生がインターンシップに参加することで得られるメリットはたくさん!三重チャレのように自分で選べるインターンシップを探し、今から夏休みに向けて動き出してみてはいかがでしょうか?