高校生の皆さん、長期休暇をどのように過ごしていますか?長いお休みの間に、いつもとは違う体験に挑戦してみてはいかがでしょう。夏休みに地元の企業で職場体験をする大阪府東住吉区での取り組みをご紹介します。昨年の様子を紹介したサイトをチェックしてみました。
東住吉区ゆめ応援プロジェクト
大阪府東住吉区では、区内在住の高校生が地元企業の事業所で2~3日間の仕事体験をする「ゆめ応援プロジェクト」を実施しています。高校生にとっては体験を通じて「まちを担う若者」としての自覚を育て、学校の中だけでは得られない価値観に触れるチャンスとなっています。
高校生レポ
2回目の2016年には21名の高校生が合計11の企業・事業所で仕事体験をしました。それぞれの高校生が感じた企業の魅力が、記事というかたちでアップされています。さまざまな発見、気づきが伝わってくるレポートの数々!内容を少しご紹介します。
音楽大好き高校生
「将来、音楽・楽器関係の仕事に就きたい」と考えている高2女子。世界的なドラムメーカーの工場でドラム製作を体験しました。音楽の流れる工場の中で、指導の担当者が変わるたびに「どんな音楽を聴くの?」と聞かれ、お話しをしたことが印象的だったそうです。
彼女が体験を通して発見したのは「向いている仕事」と「やりたい仕事」は違う、ということ。ドラム作りの作業はとても楽しく、黙々と作業をすることも向いていると思ったけれど、やりたい仕事か?と聞かれたら「NO」だそうです。将来の夢や方向性を、よりはっきり考えるきっかけになったのではないでしょうか。
サッカースタジアムでお客様サービス
サッカーチームのグッズやチケット販売、試合日のイベント運営を行う会社で体験をした男女2名。初日は試合日だったのでイベントのお手伝いをしました。社員の皆さんが忙しく動く姿に驚きつつ、徹底してお客様を楽しませる!というさまざまな工夫を感じたようです。イベントの一部である出店を担当した彼ら。お客様の喜ぶ姿は、達成感と接客サービスの魅力を感じる貴重な体験となりました。
2日目は1日目の反省やホームページの改善策などを自分で考え、社員の前でプレゼンを行うという内容。メモを取り、相槌をうちながら真剣に話を聞く社員の方々の様子に「話しやすい雰囲気を作ってもらっている」ことに気づいたそうです。自分の意見が採用されたり、納得してもらえたときの喜びを強く感じた女子生徒。将来の夢にしっかり向き合うきっかけになったようです。
自分で見つけるインターンシップ
2017年の夏にも3回目の事業として、まちや企業の課題を解決する「高校生と地元企業がアイデアをカタチにする夏休みプロジェクト~まちづくり大作戦~」が企画されました。探してみると、個人で応募できるインターンシップ(職場体験)が各地で行われています。将来のことを考える貴重な体験になるはず!トライしてみませんか?