1番効果的な高校生インターンシップ、それは「興味のある分野」での仕事体験ではないでしょうか。将来コンピューターを使う仕事をしたいと考えていた高校生が、インターン先として同じ市内のWEB関連の会社を見つけたことから実現した充実の3日間。インターンシップの様子を詳しく紹介した企業のサイトをチェックしてみました。
「コーディングに興味があります」
2017年8月の3日間、2名の男子高校生を受け入れたのは名古屋市内にあるASUE(アスエ)株式会社。「WEB業界やデザイン・プログラミングに興味を持つ高校生のインターンシップ受入れ」という高校からの要請を受け2人を迎えました。
当初デザインの指導を計画していましたが、2人から「コーディングに興味がある」という申し出が!研修内容は急遽、自己紹介ページを作ることに。3日間フルタイムで臨んだインターンシップで、高校生たちはどんな作品を作ったのでしょうか。
WEB制作の流れを体験!1日目
WEBサイトの基礎を学ぶところから。htmlやcssなどWEB制作に欠かせない知識を教わったら、既存のサイトがどのようにできているかを見てみることに。2人とも「htmlやcss」については完全な未経験だったとのことですが、どの程度理解できたのでしょうか…。
2日目
用意してもらったワイヤーフレーム(WEBページのレイアウト設計図)を元にオリジナルの自己紹介ページの制作に入りました。コンテンツは画像を送るスライダーの実装、簡単なプロフィールの入力、表機能を使った好きなものランキング、リスト状に表記する機能を使った休日の過ごし方など。コードを使うことでWEBサイトにどのように表れるかを学びながら、自己紹介ページの構築をすすめました。
また「フュージョンタイム」と呼ばれる、お客様の広告やサイトの改善について話し合う会議にも参加。あるEC(ネット販売)サイトの改善について社員の皆さんと話し合い、意見の発表を担当したとのことです。
3日目
WEBページの基本的な部分は作り終えた2人、3日目はスライダー部分や見た目を整えるCSSの調整に入りました。完成した作品の発表までの時間は、アドバイス役を担当してくれた新入社員を「質問攻め」にする場面もあったとか。先輩社会人の話しをじっくり聞けるチャンスも、インターンシップならではといえるでしょう。
自己紹介ページの発表会は「ぜひ聴きたい!」という会社役員も参加し、賑やかに行われました。最初は堅かった表情も発表時は満面の笑顔に。中身の濃い3日間を過ごしたお2人の感想を見てみましょう。
「少し興味のある程度だったWEBサイト作りは実際やってみたら楽しく、知らなかったことを学べてよかった。苦手の人前で話すことも経験できた。」
「普段見ているサイトの仕組みがわかって面白かった。見る人の立場になって考える必要がわかり興味深かった。」
将来のイメージが湧いてきた
もともとコンピューターを使う仕事に関心のあった両名ですが「興味を持ったことはなんでもやったほうがいいよ!」というアドバイスを受け、さらに意欲が湧いたようです。インターンシップでの体験を通してWEB制作関連の仕事も将来の選択肢に入った、という感想からは大きな刺激を受けたことがわかります。2人のインターンシップ、もっと詳しく知りたい方はぜひサイトをチェックしてみてください。