高校卒業後、どのような仕事に就きたいか迷っている方は、一度インターンシップ制度を利用してみてはいかがでしょうか。実際の企業の業務を現場で体験できる制度ですが、佐伯市歴史資料館、酪農生産ステーション、愛知県警もインターンシップを開催しています。
日常生活のなかでは触れることの少ない仕事の現場を体験できるチャンスです。まずは、それぞれの実施内容について紹介します。
佐伯市歴史資料館のインターンシップ
大分県にある佐伯市歴史資料館は、2016年の2月に3日間にわたって実習中心のインターンシップを開催しました。展示品の説明や博物館の歴史を学ぶオリエンテーションから始まり、小学生に対して、昔の武具について説明する機会も設けられています。
同時に受付の仕方を学ぶなど、実践的な経験を積む事ができます。実地調査や収蔵品のチェック業務や、普段はなかなか入ることができない現場での文化財の保全活動も体感することができます。表に見える博物館の仕事から、裏方の仕事まで学べる実りの多い体験内容となっています。
酪農生産ステーションのインターンシップ
北海道江別市にある酪農学園大学の施設「酪農生産ステーション」でも、2015年12月に一日体験実習という形でインターンシップを行いました。実際の牛舎を舞台に、毎日どのような作業が行われているのかを実地説明を受けながら体験することができます。
また、トラクターなど牧場で使用されている機材を用いての実地作業、機会整備センターでの溶接作業を行い、搾乳作業等も体験します。一日という短い時間ではありますが、実習内容は密度が濃く、さまざまな作業をこなしながら仕事場の雰囲気を体感できるようになっています。
愛知県警のインターンシップ
愛知県警でもインターンシップが開催されています。県警でのインターシップというと、イメージがつかみにくいかもしれませんが、広報活動の業務体験などが行われ、実際に使用される振り込め詐欺被害の予防ポスターなどを制作しました。
体験によって仕事への理解が深まり、愛知県警への就職活動が活発になったことからも、より成果の大きいインターンシップだったといえるでしょう。
高校在学中にどのような仕事に就くかを考える際に、判断材料のひとつとなるのがインターンシップです。上記3つは特殊な仕事体験ではありますが、そのぶん新しい発見・気づきが多く、他の業界に進む際にも役立つことは多いのではないでしょうか。実際に業務内容を体験できることが少ない職種ですので、今後機会があれば、ぜひ参加してみてください。