四宮育英奨学会の奨学金制度は、全国の高等学校以上の学校に在学する学生に奨学金を給付することで、将来の社会のための人材を育成することを目的としています。今回は、四宮育英奨学会の奨学金制度について解説していきたいと思います。
四宮育英奨学会の資格とは
四宮育英奨学会から奨学金を受けるためには、資格が必要となります。奨学金を受ける奨学生になるためには、下記に記載する条件に該当しなければなりません。
1.経済的理由によって修学が困難であると認められるもの。
2.高等学校または大学(短期大学を含む)及びこれに準ずる学校に在学中であること。(但し、2部及び通信教育部の在学者を除きます。)
3.志操堅実、学業優秀で人間として正しくまじめな人。
これらに該当していれば、四宮育英奨学会から奨学金を受けることが可能となり、奨学金の給付期間は、原則として在学する学校の正規の最短修学期間としています。
奨学金の手続きについて
四宮育英奨学会の奨学金を受けるためには、下記に記載する手続きを行わなければなりません。
1.学校長または学部長の推薦事由書、在学証明書。
2.本人自筆の履歴書。
3.現在在学する学校に入学する以前の最終学校又は現在在学する学校の最終学年の学業成績証明書。
4.家庭の事情書。
5.医師の診断書。
6.本人の写真(3ヶ月以内に撮影の無帽、半身、名刺型)。
上記に記載した手続きを進めることで、評議員2名、理事2名及び学識経験者2名以上で構成する奨学生選考委員会の選考を受けることができ、理事長が奨学生の採用に関して決定し、その結果が学校を経由して本人に通知されます。
奨学金の廃止と返納について
四宮育英奨学会の奨学金は、下記に該当することを行うと、給付が廃止されることとなります。
1.不都合の行跡により、休学もしくは退学を命ぜられたとき、
または正当な理由なくして自ら退学を行ったとき。
2.学業成績又は出席状況、素行が著しく不良であり、勉強させる見込みがないとき。
3.傷病のため、将来修学ができないとき。
4.その他奨学生として、正しくない行為をしてしまったとき。
奨学生が、四宮育英奨学会の認める正当な理由によって退学し、又は奨学金を辞退するときは、すみやかに書面にて連絡を行い、その事由の発生した翌月より給付を取り止めることとなります。奨学生は、支援をしてもらっているわけですので、毎学年末には学校の成績証明書を本会に提出しなければなりません。忘れずに対応するようにしましょう。