世界中に展開するコーヒーのチェーン店、スターバックス。高校生のみなさんも一度はお店に足を運んだことがあるのではないでしょうか。
そのスターバックスで高校生向けのイベントが開催されているのを知っていましたか?
とても面白い取組みなので、ご紹介したいと思います。
アルバイトでも学校でもない高校生のプログラム?!
2016年からスタートした「Youth Connection@STARBUCKS」は応募により選ばれた高校生が2名から4名のチームを組み、地域を盛り上あげるさまざまなイベントを、協力しながら企画・開催するプログラムです。開催されるのは夏休み期間中の4日間。高校生らしい自由な発想を発揮するチャンスになるこの取り組みは、高等専門学校1~3年生も含む高校生全員に応募資格があります。
2016年には全国235店のスターバックスで開催され、約850人の高校生が参加しました。昨年は開催店舗が653店舗にまで増え、参加人数は約2000人!!たくさんの高校生がスターバックスのシンボル、緑のエプロンを着てプログラムに挑戦しています。
動画から伝わる熱意と自信!
スターバックスのHPには、プログラムに参加した高校生の声が動画で紹介されています。
「人と関わるのが楽しくなった」
「達成感で胸がいっぱいになった」
「仲間が自分を受け止めてくれたから、少し変われた気がする」
「自分の事が大好きになった」
動画には、真剣な顔で企画を考える様子や、笑顔いっぱいで接客をする様子、少し緊張しながらお客さんにクイズを出す様子など、プログラムを通して成長する高校生の姿が映し出されています。達成感で涙する参加者も。
仲間と力を合わせて企画を考え、準備や練習を重ね、開催当日に一生懸命街の人を元気にしようと頑張る姿からは、参加する高校生自身の心が大きく動いていることが伝わってきます。
スターバックスのCSR
CSR(企業の社会的責任:corporate social responsibility)とは、企業がさまざまな事業を通して自主的に社会に貢献する責任のことをいいます。「Opportunity for Youth」(16才から24才の若者のサポート)を掲げているスターバックスでは、国立青少年教育振興機構の調査で70パーセント以上の高校生が「自分はだめな人間だと思うことがある」と回答していることに注目したそうです。
日本の未来をになう高校生の自己肯定感が低いことを心配したスターバックスは、若者が自分に自信を持てるようサポートをするために、日本オリジナルの面白いプログラムをいろいろ展開していきたいとのこと。
その取り組みのひとつが「Youth Connection@STARBUCKS」のプログラムです。
学園祭感覚で、友達と楽しくイベントに参加しながら、「仲間とつくり上げる楽しさ」や「成功する楽しさ」「認められる楽しさ」を感じてみませんか?
「Youth Connection@STARBUCKS」のイベントは例年6月に募集しているようです。興味があるかたは、ぜひスターバックスのサイトを随時チェックしてみてください。