出遅れないで!2018年高卒新卒採用
2018年度の高卒新卒採用も高校生の売り手市場が予測されます。高校生の採用活動はハローワークへ求人申込み書を出す6月にならないと始められない、と思っている企業のご担当者の皆さん!その前にできることがあります。今すぐにでも始めたい高校生の採用に向けたアクションをご紹介します。
求人活動ではない学校訪問
採用のターゲットになる地元の高校に7月1日以降、公開になった求人票を持参するという人事のご担当者が多いと思います。実際、ハローワークの指導でも7月1日以前の「学校訪問は禁止」となっていますが「求人・採用」と関係のない学校訪問なら問題ありません。
企業と学校の情報交換
生徒を推薦して欲しいと考える地元の高校との関係づくりは重要です。進路指導担当の先生に社風をはじめとして入社後の育成・キャリアアップ制度、人材に関する方針などの自社についての情報、入社した卒業生の様子などをしっかり伝えられれば安心して生徒を推薦してもらうことができます。また、在校生に関する一般的な情報や学校が企業に望むことなどのヒアリングもできるでしょう。
4~6月は学校訪問に適した時期
2~3月は入試、学年末試験、卒業式、教員の人事異動と慌ただしい期間。7月以降は短期決戦の就職活動が始まりますので先生方は猛烈に忙しくなります。春の比較的余裕のある時期に情報提供のための学校訪問をすることで、進路指導の先生とのコミュニケーションがとりやすくなる準備をしてはいかがでしょう。
自社サイトでの情報発信
7月1日の求人票公開を待たず、企業選びを始める生徒もいます。ほとんどの高校生が就職活動においてネットでサイトを検索。企業のホームページは多くの会社で公開していますが、高校生向けの情報提供ページがあるところはまだ多くありません。
高校生にとって実際の仕事や自社で働くイメージ、先輩社員のリアルな声は大きなインパクトがあります。高校生への「どんな情報があると良い?」というアンケート結果にも「ホームページに実際の仕事の様子がわかる動画や、入社1~2年ぐらいの社員の生の声があればよい」という声が。春にサイトの充実ができれば他社との差別化になるのではないでしょうか。
インターンシップや職場体験の受入準備
夏には求人票を見て興味を持った高校生の職場見学を受け入れる企業が多いようです。1人1社しか応募することのできない高校生が事前に会社に実際に出向く唯一のチャンス。しっかりと準備をして応募意欲をつくりたいものです。
直接今年の採用に関わるものではありませんが、1.2年生のインターンシップ受入れも積極的に行うことをおすすめします。多くの高校では2年次の夏以降に企業でのインターンシップを実施。学校は独自に受入れ企業探しを行っています。キャリア教育の一環として行われるインターンシップは社会貢献でもあり学校との関係づくりにも役立ちます。
春は学校とのリレーション作りと高校生の興味をひき、応募の動機付けになる種まきの時期。応募開始の9月に欲しい人材の応募が来るよう準備を始めてください!