高卒生の採用試験が始まる9月まで、あと半年をきりました。「就職活動が本格化するのは7月だし、面接なんてまだまだ先でしょ」と思っている高校生のみなさん!実は、採用と不採用を左右するポイントは、誰でも実践できるけど、定着させるには時間がかかるもの。今回は、実際に内定を出す企業の担当者の声を例に、内定を勝ち取る秘訣を伝授したいと思います!
採用を決めた3つの理由!!
高校生の皆さん。企業が採用を決めるポイントは何だと思いますか?高卒生の採用試験を実施した企業を対象に、アンケートをおこなった結果によると、上位にあがったのは以下の3つでした。
元気が良い
挨拶がしっかりできている
清潔感がある
「なんだ、そんなことか。」と思った人は、3つのポイントをほぼクリアしている人だと思います。ぜひ、そのまま3つの点を意識して面接に臨んでください。
「えっ、そんなところを重視するの?!」と思った人。安心してください。採用担当者の生の声を例に、理由と対策をお伝えします!
大切なのは「知識や経験」より「やる気や高校生らしい誠実さ」
<採用担当者の声①>
「面接の時、仕事がきついことを伝えたら、「死ぬ気で頑張りたいです!」と言った人がいました。その元気な受け答えに、やる気や素直さがまっすぐ伝わってきたので、採用しました」
<ここがポイント!>
元気や若さは、高校生の武器のひとつです。その若さと元気を、やる気や誠実さに変えてアピールすることで、面接官からの好印象をゲットできます。「おとなしいね」「元気なさそうだよ」とよく言われる人は、毎日意識的に元気に過ごすようにしてみましょう。きっと、その習慣が、いつしかあなたの長所になっているはずです。
<採用担当者の声②>
「社員だけでなく、試験に来ていた他の高校生にもしっかり挨拶している人がいました。仕事はたくさんの人と関わりながらするものです。どんな人とでもコミュニケーションがスムーズに取れる人だろうなと思い、採用しました」
<ここがポイント!>
「たかが挨拶、されど挨拶」です。挨拶は人として一番基本の部分です。誰に対してもきちんと挨拶できる人は、見ていてとても好感がもてます。ぜひ、今日から丁寧に挨拶をする習慣をつけましょう。
<採用担当者の声③>
「服装や姿勢がだらしない学生は、不採用にします。姿勢や服装がだらしないと、お客様に嫌がられることもあります。清潔感のない人は採用できません。」
<ここがポイント!>
この例は、不採用だった時のものです。「第一印象は数秒で決まる」と言われています。外見がいかに大切かが分かりますよね。服装や姿勢を正すだけで、第一印象が好印象に変わるのです。試験会場に入る前に、このポイントを思い出してみてください。
採用される人と不採用の人の分かれ道はなに?
採用された人と採用されなかった人の大きな分岐点は、「基本的なことが、きちんとできているかどうか」でしょう。まだ社会に出たことがない高校生に、仕事の知識や経験がないのは当たり前。企業が見ているのは、「元気」「やる気」「誠実さ」「正直さ」など、みなさんの高校生らしい部分です。
企業は、「この子は、将来きっと大きく成長してくれる」という期待がもてる高校生を採用したいと思っています。上記にあげた3つのポイントを、採用試験のその日まで頭に置いて高校生活を送ってみてください。きっと内定を勝ち取ることができているはずです!