高校を卒業して就職を考えている高校生に向けて、積極的に情報を発信している会社のサイトをご紹介するシリーズ。今回はアイシン・エィ・ダブリュ株式会社のサイトに注目してみました。
職種は「生産技能職」と「高等技能学園生」
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社は、世界No.1のオートマチックトランスミッション(AT)やカーナビシステムなどを開発、製造、販売する大手自動車部品メーカー。アイシングループ主要6社のひとつです。 アイシン精機の子会社ですが、アイシン精機単独と比べても売上高はほとんど変わらず、従業員数や経常利益額は上回っています。
高卒採用情報のサイトによると、職種は「生産技能職」と「高等技能学園生」の2つ。
それぞれ詳しく見てみましょう。
「生産技能職」
製品の組み立てや加工などを主に担当するのが、生産技能職コースです。
生産技能職に向いているのは?
・体を動かしてもの作りがしたい人
・早くから好きな自動車に関わりたい人。
・社会の第一線ですぐに活躍したい人。
このコースでは、高校の時の専攻は関係なく、商業科や普通科卒の先輩もたくさん活躍しています。
主な配属先は?
組立ラインや、部品の加工など製品作りに関わる工程が中心です。その他に、車両実験や試作、品質保証などへの配属もあります。
研修はあるの?
専門的な知識がなくても、しっかり研修で学べるとのこと。入社して1週間は工場で働くのに必要な基本的な知識を集合研修で学び、その後は、それぞれの配属先で仕事をしながら先輩が丁寧に教えてくれるそうです。
生産技能職で働く先輩の話も紹介されています。
どんな仕事をしてる?
・「デフケース」というATの部品の加工を担当しています。機械を使い、金属を削って加工します。加工が終わったら寸法を測ります。機械を調整して誤差をなくすのも大切な仕事です。不良品がないかチェックするとき、品質を任されているなぁと責任とやりがいを感じます。
・ATを動かすコンピューターの出荷検査を担当しています。決められた手順に沿って、データを書き込み、本体に傷やへこみがないかをチェックします。立ちっぱなしではなく、適度に歩き回るので、辛くはありません。
この会社の魅力は?
・一番の魅力は、職場の仲が良くて楽しいことです。僕は普通科出身なので、最初は機械の使い方も知りませんでした。同じ職場の先輩達が、やり方を丁寧に教えてくれて、その後も何度も声をかけてくれたので、とても心強かったです。
・入社すぐに結婚し、今は時短勤務で働いていますが、無理のないように配置替えを提案してくれたりと、職場の人達の理解と協力がすごいです。後輩たちに「こんなに働きやすい職場があるんだよ!」と教えてあげたい!
「この先、もっと上を目指して、定年まで働きたい!」と語る先輩も。ずっと働きたいと思える職場環境であるのは、とても魅力的ですね。
「高等技能学園」
1年間、お給料をもらいながらさまざまな事を学んだあと、各部署に配属されます。
もの作りの現場のリーダー候補、ずっと受け継がれる高度な技能を継承する人材を育てることを目的としています。
高等技能学園生に向いているのは?
・工業系高校(電子・機械・電気系)の卒業生
・何事にもポジティブに、困難に直面しても諦めない人
例えば、部活動でキャプテンや部長などを務め、チーム内でリーダーシップを発揮してきた人、大会やコンテストなど、目標に向かってチームで挑戦し、負ける悔しさや勝つ喜びを体験した人を、男女ともに大歓迎しているそうです。
どんな研修なの?
電気・電子系と機械系にコースをわけ、全員が団結しチームワークを学びながら、心身を鍛える筋力トレーニングや、知識をつける体験学習、技能を身につける職場体験実習や実技実習などをおこないます。
5人ごとに担任指導員がつき、勉強や精神的な面まで相談に乗ってくれる制度もあります。「なんでも相談できる担任指導員や同級生と、卒業後も集まってたくさん刺激をもらっています」と話す卒業生もいるそうです。
その他にも、現役の学園生や、卒業生の先輩の話も紹介されています。
興味を持った方は、ぜひアイシン・エィ・ダブリュ株式会社のサイトにアクセスしてみてください。とても充実した採用サイトになっているので、たくさんの発見があるかもしれません。