高校3年生の7月、学校に企業からの求人票が届くのと同時に高校生の就職活動は本格化!「求人票?‥どこから見たらいいのかわからない」という高校生の皆さんに、高卒求人票の「見るべき」ポイントをご紹介します。
求人票、ここをチェック!
求人票(高卒)にのっている情報は以下の項目です。それぞれ何が書かれているのか、順番に見てみましょう。
1.会社の概要
どんな会社か?の基本情報です。どのような事業を行っているか、会社の特徴などがわかります。
2.仕事の情報
雇用形態や求人数など、募集している仕事の情報。最も注目すべきは「仕事の内容」!どんな仕事をするのか、どんな人材が欲しいのか、丁寧にわかりやすく書いてある求人だと興味が湧きますよね。
3.労働条件等
お給料や勤務時間、休日など。「手取り額」の欄は実際の月々の収入の目安になります。福利厚生や、実家を離れる場合に住まいを提供してもらえるかなど、金銭面を含めさまざまな条件が明示されているので、しっかりチェックしてください。
4.選考
いつ・どこで試験があるのかなど、採用試験に関する情報です。興味を持った会社の「応募前職場見学」欄は注目!「可」であれば、ぜひ会社を訪れてみてください。
5.補足事項・特記事項
実は重要な項目!決められた項目以外のことを自由に記載できる、高校生の採用を希望する会社のアピールの場。企業独自のメッセージがあれば、どんな会社かイメージが湧いてくるのではないでしょうか。
会社のリアルがわかる情報欄、新設!
平成29年3月から新卒の求人申込書に「青少年雇用情報欄」が新設されました。求人票をハローワークに出す際、若者の雇用に関するより詳しい情報提供が求められように。いわゆるブラック企業かどうかがわかる項目です、必ずチェックしましょう!
1.募集・採用に関する情報
過去3年間にその企業に入った「新卒の社員の人数」「そのうち辞めた人の数」や「平均勤続年数」がのっています。新入社員の退職が少ない会社は働きやすい会社といえるのではないでしょうか。
2.職業能力の開発及び向上に関する取組の実施状況
社員の成長やキャリアアップ、安心して仕事ができる環境づくりを後押しする仕組みや制度があるかどうかがわかります。具体的には、研修や自己啓発支援、相談相手のメンター制度、キャリアコンサルティング制度など。会社の仕組みとして社員のサポート体制がある企業なら、安心して働けますね。
3.職場への定着の促進に関する取組の実施状況
前年度の「月平均残業時間」「有給休暇の取得日数」「育児休業の取得状況」など、今いる社員の実際の働き方が見えるデータです。社員のための制度がどのくらい利用されている企業かがわかります。
求人票から会社が見える
いかがでしたか?一斉に学校に届く求人票‥どれも同じように感じるかもしれませんが、記載されている内容を理解すると、それぞれの企業の姿が見えてきます。求人票をしっかり読み解いて、自分に合った会社を見つけてくださいね!