高校を卒業して就職する場合、どのような流れで内定~就職となるのでしょうか。「高卒就職四季報・2016夏」、第2回は高校生本人と家族の方向けに、高卒就活の流れと大事なポイントについて紹介します。
まずは自分を理解する
まだ就職先のイメージがついていない方は、まずは自己分析から始めてみましょう。好きなこと、得意なこと、知っている仕事、よくわからないけど魅力的だと思える仕事。自分のやりたいこと、やりたくないことが見えてくれば進路指導の先生とも、より具体的な話ができるでしょう。
求人情報を調べる・社会人としてのマナーをチェック
先生と面談を行い、学校に届いている求人を紹介してもらうのが一般的な流れですが、自分でも求人情報を調べて、就職先としてどのようなところがあるのか確認してみましょう。
高校生向けの求人サイトやハローワークなど、就職先を探す方法は複数ありますので、いろいろ試してみてください。気になる求人があれば保存し、家族で話してみたり、先生に相談してみるのもいいでしょう。併せて、社会人としての基本的なマナーについても押さえておきましょう。
履歴書を準備する
就職先候補が見つかったところで、履歴書を準備しましょう。履歴書のポイントは、丁寧に書くこと、空白を作らないこと、飾らないことです。自信をもって書ける人は、面接を受ける会社や仕事、業界に関連することを記載するといいでしょう。
面接を行う
学校からの紹介や求人サイトなどで行きたい会社が見つかれば、いよいよ面接です。挨拶や言葉遣いなど、社会人としてのマナーをきちんと守ること。質問に対しては、姿勢よくハキハキと答えること。自分の長所や、高校でがんばった活動などについて、何を話すかを決めておいてしっかりアピールすることが重要です。就職先の会社についてしっかり調べておき、その会社でどんな仕事をしたいかを伝えられると、さらに好感度が上がるはずです。
入社準備を行う
内定が出たら、入社準備を行うことになります。提出物があるなら、期日までに準備しなければなりません。書類が到着したら、家族で確認して誤解や漏れがない状態にしておきましょう。初めてのことですので、わからないことがあれば、周囲の方に早めに相談してください。
入社後について
就職は、あくまでもスタートライン。ゴールは、実際に入社した後、いかにいい仕事ができるかです。新しい環境に早くなじんでいい仕事をするためにも、自己分析や求人情報のチェックなどで、会社や仕事を知っておくことが重要です。ここで紹介した就職までの流れをただなぞるのではなく、春から自分が働く場はどんなところなのかを理解しながら、納得のいく就職活動をしてください。