高卒就職が大卒就職よりもメリットとなることがあるのですが、どのようなケースかご存知でしょうか。高卒就職の利点とリスクを知っておくことで、より納得のいく社会人生活をスタートすることができるでしょう。今回は、大卒就職よりも高卒就職が得をする状況について解説します。
社会人経験が長いと見なされる
大卒の人が大学で学んでいる間は、当然社会人としての経験を積むことはありません。しかし、高卒就職をした場合、22歳までに4年間の社会人経験を積むことになるので、同い年でも社会人経験が長くなります。
将来、一定の業界経験を求められる職種やポジションに良い求人があれば、比較的早くステップアップできる場合があるのです。
独立準備を早く始められる
独立をめざしている人は、早いうちに実務経験を積んでおきたいのではないでしょうか。高卒就職してさまざまな業務をこなし、早くノウハウをマスターすれば、若いうちに独立への準備を進めることができます。
高卒で仕事を始めれば25歳で、既に7年も仕事をしていることになるのです。このアドバンテージを、独立成功に活かさない手はありません。仕事を通じて必要なことを積極的に吸収するのはもちろん、並行して独立に必要なスキルやノウハウを身に付けるようにしましょう。
学歴不問の業界なら、収入などのハンデなし!
インターネット、飲食、建設関連など、学歴不問の企業が多い業界に入れば、高卒であっても努力次第でマネジメントで活躍することもできます。高卒就職なら、大卒よりも4年早く技術を習得できますので、成果重視・実力主義の会社でキャリアアップする道もあります。
資格取得に必要な実務経験年数に早く届く
仕事で必要な資格を取得する際に、一定期間の実務経験年数が必要なものがあります。大卒就職の場合は、高卒就職の人よりも4年分、必要年数に到達するのが遅くなります。資格が必須な専門的な仕事では、若くして活躍できる場合もあるということです。
自己投資は大学ではなく、自分のキャリアへ!
大学に入学すると、当然4年分の学費を払うことになります。高卒就職して、早期に自分の進むべき道がみえれば、使わなかった学費を自分の知識・技術の向上にあてることができます。
いかがでしょうか。いずれのメリットにもいえるのは、仕事をがんばればがんばるほど早く社会に出たことがメリットとなり、自分のキャリアが早く明確になるほど、資格取得や技術習得の準備に時間をつかえるということです。
高卒就職でも、努力と意志の力で大卒を越えられるケースがあります。まずはしっかり仕事を覚え、与えられた状況のなかで自発的に行動して、プロフェッショナルとしての力を磨きましょう。